タイラバとは?

タイラバ(鯛ラバ)とは、ルアーフィッシングの一種で、主にマダイをターゲットにした釣法です。専用のルアーである「タイラバ」は、鉛やタングステン製のヘッドにスカートやネクタイと呼ばれる柔らかい素材を組み合わせたシンプルな仕掛けで、リールを巻くだけで魚を誘うことができます。
タイラバをおすすめする理由
- 初心者でも簡単に扱える
タイラバ釣りの最大の特徴は「リールを巻くだけ」という簡単な操作です。一般的なルアーフィッシングでは、ロッドアクションやルアーの動かし方にテクニックが求められますが、タイラバは一定のスピードで巻くだけで魚が食いつく仕組みになっています。これにより、初心者でもすぐに実践できるのが魅力です。 - 魚種が豊富に釣れる
「タイラバ」と名前に「タイ」と付いているものの、実際にはマダイだけでなく、ハタやカサゴ、ブリ、ヒラメ、アコウ(キジハタ)など、多種多様な魚が釣れるのもタイラバの特徴です。これは、タイラバの動きがさまざまな魚の捕食本能を刺激するためであり、一度の釣行で複数の魚種を狙うことができる楽しさがあります。- 水深や潮の流れに対応しやすい
タイラバはヘッドの重さを調整することで、浅場から深場までさまざまなポイントを攻めることが可能です。軽いタイラバ(40g〜60g)は比較的浅場向きで、重いもの(80g〜150g)は潮の流れが速い場所や深場にも対応できます。そのため、さまざまなフィールドで活躍し、どんな海況でもチャンスがあるのが魅力です。- シーズンを問わず楽しめる
タイラバは春夏秋冬を通じて楽しめる釣り方です。特に春と秋は産卵期や活性が高まる時期で、大型のマダイが狙いやすくなります。一方、冬でも水温が安定している深場を攻めることで、良型のマダイを狙うことが可能です。シーズンを問わず楽しめる点も、多くのアングラーに支持される理由です。- アタリが分かりやすく、駆け引きが楽しめる
タイラバは魚が違和感なく食いつくように設計されており、穂先に「コツン」とアタリが出ることが多いです。そこから魚が完全にフックに掛かるまで、リールを巻き続けるという独特の駆け引きがあり、初心者でもアタリを感じやすい点が特徴です。
初心者がタイラバを始めるための基本
- タックルの準備
- ロッド:タイラバ専用ロッド(6.6〜7.6フィート程度)
- リール:ベイトリールまたはスピニングリール(ギア比はローギアが扱いやすい)
- ライン:PEライン0.8〜1.2号 + フロロカーボンリーダー3〜5号
- タイラバヘッド:60g〜100g程度を用意(釣り場の水深による)
- ネクタイ・スカート:カラーを数種類用意(オレンジ、赤、ゴールドなど)
- 基本の釣り方
- タイラバをボトム(海底)まで落とす
- ゆっくり一定の速度でリールを巻く(1秒間に1回転程度が基本)
- アタリがあってもすぐに合わせず、そのまま巻き続ける
- しっかりとフッキングしたら、ゆっくりやり取りして魚を寄せる
- 釣果を上げるコツ
- カラーのローテーション:水の濁りや天候に応じてタイラバのカラーを変えると釣果が上がることが多い
- 巻き速度の調整:活性が高い時は速巻き、低い時はスローリトリーブを試す
- 潮の流れを読む:潮が動いている時間帯は魚の活性が上がるため、潮止まりを避けて釣りをする
まとめ

タイラバは、初心者でも簡単に扱えるシンプルな釣り方でありながら、さまざまな魚種を狙うことができる非常に奥深い釣法です。
リールを巻くだけで魚が釣れるという手軽さと、アタリの駆け引きの面白さが魅力で、多くのアングラーに親しまれています。
ぜひ、タイラバを試して、マダイをはじめとした多彩な魚とのファイトを楽しんでみてください!