近年、甘鯛釣りの新たな手法として「アマラバ」が人気を集めています。特に和歌山の紀北エリアでは、白甘鯛(シロアマダイ)の釣果が好調で、多くの釣り人がこの釣法に挑戦しています。本記事では、アマラバに適した仕掛けやタックルについて詳しく解説します。

紀北で幻の白甘鯛を狙うためのタックルを解説
タイラバロッドでアマラバは代用可能
アマラバでは、タイラバ専用ロッドが最適です。紀北エリアの水深や潮流を考慮すると、以下のようなロッドを選ぶと釣果アップにつながります。
- 長さ: 6~7フィート
- アクション: 柔軟性のあるティップ(穂先)がアタリを弾かず、しっかり食い込ませる
- パワー: M(ミディアム)~ML(ミディアムライト)クラスが理想
- 特徴: ベイトモデルとスピニングモデルの両方があるが、深場を攻める際はベイトロッドが有利
リールはできれば剛性の強めのものがオススメ
リールは小型ベイトリールが基本となります。スムーズな巻き上げが可能で、手返しの良いものを選びましょう。
- タイプ: 小型ベイトリール(ギア比 6.0~7.0)
- ドラグ性能: 甘鯛は水圧の変化に弱いため、ドラグ性能の良いリールで一定のテンションを保つ
- ハンドル長: 70mm以上のロングハンドルがおすすめ(巻き取りの安定感が向上)
ラインとリーダーもタイラバ用のセッティングが流用可能
アマラバでは、感度が良く、潮流の影響を受けにくいPEラインが適しています。
- メインライン: PE 0.8~1.0号(紀北の甘鯛ポイントの水深に合わせる)
- リーダー: フロロカーボン3~4号(1.5m程度)
タイラバヘッドは重めをチョイスするのがコツ
水深や潮流に応じて、適切なヘッド重量を選びます。
- 重量: 80g~150g(紀北のポイントでは100g前後が標準)
- 形状: 流線型のヘッドは潮流の影響を受けにくく、フォールがスムーズ
- カラー: ピンク、オレンジ、グリーン系が実績あり
ネクタイとスカートの選び方
甘鯛の活性や海況に応じてネクタイとスカートを選びましょう。
- ネクタイの種類:
- ストレート系: ナチュラルな動きで甘鯛に違和感を与えない
- カーリー系: 強いアピール力で活性の高い個体を狙う
- スカートの役割:
- 長めのスカートは動きを抑え、じっくり食わせる
- 短めのスカートは強い動きで誘う
- おすすめのカラー: ピンク、レッド、オレンジ系が定番
フックの選び方
甘鯛は口が硬く、フッキングが難しいため、針の選び方も重要です。
- フックサイズ: #10~#12(やや小さめで掛かりやすいもの)
- 形状: チヌバリ形状が適している(しっかり掛かる)
- 本数: 2本~3本バリ仕様が一般的
釣り方のコツ
- 着底後に巻き上げる: タイラバを海底に着けた後、リールを2~3回転巻いてリフト&フォールを繰り返す
- ロッドは動かさない: 竿を煽らず、リールの巻き操作だけで誘う
- アタリがあったら1秒待つ: 甘鯛は吸い込むように捕食するため、すぐに合わせず、ワンテンポ待つ
まとめ

アマラバは、適切なタックルと仕掛けを使うことで、初心者でも高級魚・白甘鯛を狙える魅力的な釣法です。紀北エリアでのアマラバ釣行をぜひ楽しんでみてください。