簡単に始められるタイラバ 疑問に思うことない?
「落として巻くだけ」と言われるタイラバの釣り方ですが、シンプルだけに???となる疑問なども時にはあると思います。
誰もが簡単と言われていますが、はじめての人にとってはなかなか人に相談しづらいこともあると思います。
時々出てくる用語についてまとめてみました
今回ははじめてのタイラバで、聞くのも少し恥ずかしい…
そんな質問をまとめてみました。
タイラバのPEラインの太さはどのくらいが良い?
- 真鯛の重さをベースに考える
- 「落として巻く」タイラバのしやすいラインの太さを選ぶ
狙いのターゲット魚種である「真鯛」の重さによるのが一番の理由でもありますが、もう1点重視したいことをお伝えします。
それはタイラバ釣りのシンプルな原則を念頭にPEラインを選びましょうということです。
「落として巻く」タイラバ釣りの性質を踏まえてラインをチョイスすることで、アタリが増える=釣果を伸ばすことができます。
タイラバのPEラインの太さについて1.真鯛の重さをベースに考える
真鯛の重さと大きさの関係性
大きさ別の真鯛の重さ
真鯛のサイズ(cm) | 重量の目安(kg) |
---|---|
30〜40 | 0.5〜1.2 |
40〜50 | 1.2〜2.0 |
50〜55 | 2.0〜2.5 |
55〜60 | 2.5〜3.0 |
60〜65 | 3.0〜3.5 |
65〜70 | 3.5〜4.5 |
70〜75 | 4.5〜5.5 |
75〜80 | 5.5〜6.5 |
80オーバー | 6.5〜 |
これらの表は一旦の参考データではありますが、30センチクラスの真鯛で大きくて1キロほど、ゴーマルと言われている50センチクラスで2キロほどで、ロクマルクラスだと3キロ以上になるものも出現すると言われています。
真鯛は1年でどれくらい成長する?
ちなみに真鯛の成長速度は生後1年ほどで10センチほどになる言われており、2年で15~20cm・250g、3年で20~30cm・250~500g、10年で50~60cmになるそうです。
寿命は20年生きるものも確認されているそうです。
PEラインの強度について
今となっては釣りのメインラインの主流となっているPEラインですが、号数=太さやポンド=強度などで分類されたり口頭で説明されることがまちまち。ラインメーカーによって最大強度表記も異なっていて号数=強度となっていないところがPEライン選択の難しいところと言えます。
今回はタイラバでよく使用されるサイズやPEラインの強度表を取り上げに各メーカー別の強度をまとめてみました。
ラインの強さや表記がどうしてポンドになっているか
1ポンドの強度はどれくらい?1ポンド = 453.59237グラム
世界のライン基準がポンドのため、日本のラインもポンドで数値を表しているのが
表記がポンドになっている理由です。
パッケージに【 I.G.F.A.規格 】と表記されている物が国際基準に準拠している証し。
強度はどのように解釈すればよいの?
ラインのパッケージにある強度表示についても各メーカーによって表記が異なるため、注意が必要です。表記の強度が平均値なのか最大値なのかなど表現が異なっています。
タイラバでよく使われるライン強度早見表
真鯛の重さがキロ表示なのにラインの強度表示がポンドベースになっている。
そして強度の定義が各社マチマチ…
これらの点がタイラバをする方にとってライン選びをわかりづらくしている点だと思いまして。
そこで今回は、タイラバで使用されることの多いPEラインについて各社が発表しているライン強度がわかる表をまとめてみました。
各社のことなる基準についても改めてまとめてみます。
SHIMANOタナトル4
「底を取る」際に必須となるマーカー付きラインを最もコスパよく揃えることができるのがこの「タナトル4」です。いつも割引されており、ネットで買っても在庫も豊富でコスパが良いです。強度表記についてもメーカー表記に偽りなく、実際に使っても0.8号で表記通りの大物をキャッチすることにも十分成功している、十分な性能を持ったラインだと言えます。
タナトル4早見表
号(太さ) | kg(荷重) | lb(荷重) | mm(太さ) |
---|---|---|---|
0.6号 | 5.7kg | 12,5lb | 0.128mm |
0.8号 | 8.1kg | 17.8lb | 0.148mm |
1.0号 | 9.1kg | 20lb | 0.165mm |
タナトル4の販売は0,6号から0.8号、1号の次は1.5号となっており、タイラバで使用するには1.0号までが主流です。
荷重表記を見てもわかるように0.6号でも5キロ以上のリフトが可能となっており、ナナマルクラスでも十分に対応可能なスペックとなっています。
UVF 紅牙 デュラセンサー×8+Si2
ついに8ブレイドでも登場!! TOUGH PE×Si2=耐摩耗性300%以上(当社比) ハイスペック&低価格PE!!
HPより
■新原糸TOUGH PE採用!ついに8ブレイドでも登場!
■TOUGH PExNEW Evo Silicone2=耐摩耗性300%以上(当社比)
■近年のトレンドにあわせ400mを新たにラインアップ!ディープエリア攻略へ!
■こだわりの5カラー&視認性の良いダブルマーキング
シマノと並ぶダイワのタイラバブランド「紅牙」より出ているラインが紅牙 デュラセンサー×8です。耐摩擦性に特徴がある8本織りを打ち出しているほか、300m以上から400mの長距離ラインもラインナップ。トータル的にコスパの良いラインです。
紅牙 デュラセンサー×8早見表
号(太さ) | kg(荷重) | lb(荷重) | mm(太さ) |
---|---|---|---|
0.6号 | 4.9kg | 11lb | 0.128mm |
0.8号 | 6.8kg | 15lb | 0.148mm |
1.0号 | 8.0kg | 18lb | 0.165mm |
1.2号 | 9.6kg | 21lb | 0.185mm |
シマノタナトル4と比較すると各号数では荷重は少しだけ低め。ただしkg表示だと数百グラムの違いであり、0.8号ならば7キロクラスまでリフト可能。
特徴である8本織の安心感と比べてチョイスしたいラインです。
さらに1.2号もラインナップされており、1.2号ならば10キロクラスまでの安心感を保つことができます。
タイラバーカスタムPE ボーンラッシュ WX8
世界最大のPE製造工場からもたらされる、組ピッチの精度を極限まで高めて得た「均質の編み込み密度」をもって究めて安定した強度を実現。
HPより
特許技術HST.WX工法による耐摩耗性強化・ローストレッチを実現したことにより、ディープエリアや繰り返されるガイド摩擦への耐性に驚くべき有効性を発揮します。
また、セレクティブになった鯛に違和感を与えずにカウンター付リールから得られる核心的要素を最大限活用する戦略的アプローチを可能とする染色パターンを採用。
80・90捕獲をも視野にいれた最強鯛ラバー専用ラインの誕生である。
ライン専用メーカーYGKによるブランド「X-ブレイド」から出ているタイラバに特化した専用ライン。価格は少々張りますが、専業メーカーならではの強さ・しなやかさを持ったラインで、タイラバをしていると次第に欲しくなる魅力があるラインです。
タイラバーカスタムPE ボーンラッシュ WX8
号(太さ) | kg(荷重) | lb(荷重) | mm(太さ) |
---|---|---|---|
0.4号 | 4.53kg | 10lb | 0.104mm |
0.6号 | 5.44kg | 12lb | 0.128mm |
0.8号 | 6.80kg | 15lb | 0.148mm |
1.0号 | 8.16kg | 18lb | 0.165mm |
1.2号 | 9.98kg | 22lb | 0.185mm |
0.4号からラインナップされている特徴があるこのラインは0.4号でも4.5kgの十分なリフト力を保持しています。擦れにも極めて強く、長い間安心の強度を維持することも可能。1.0号だと8キロのハチマルクラスも捕獲できる強度が魅力のタイラバーカスタムPE ボーンラッシュ WX8となっています。
まとめ真鯛の重さをベースに考える
真鯛の一般的な重さから各メーカーまちまちの表を統一した表でまとめてみました。
各メーカーによって荷重の重さは異なっていますが、判断基準は荷重だけではありません。
「何度も落として巻く」というタイラバの性質を考え、耐摩擦性能も考慮するようにしましょう。そのほか、織数やマーカーの色も各メーカーによって異なります。
海域によって期待できる真鯛の大きさも異なります。
季節や海域によっても最適な太さのPEラインを決めるようにしましょう。
タイラバのPEラインの太さについて2.「落として巻く」
タイラバのしやすいラインの太さを選ぶには
シンプルな「落として巻く」動作を突き詰めるのがタイラバの釣果を伸ばすコツだと言えます。タイラバをできるだけスムーズに自然に落とすことで真鯛の釣果は伸びますよ。
ラインの太さによってタイラバが沈む速度が変わる
ラインを細くすることで、水中の落下速度を構成する、重力・浮力・抵抗力のうち、浮力・抵抗力が少なくなります。
PEラインの太さの違いは0コンマミリ単位ですが、糸が出れば出るほど水中での体積の違いは大きくなるので、一般的に底が取りづらいとされる水深が深くなればなるほど、タイラバ(ネクタイ)の沈む速度は変わってくると言われています。
海流の影響も受けにくくなるため底の取りやすさは相乗的に増えていくそうです。
水中の落下速度を支配する力は3つ(オモリが落下するメカニズム)
①重力 ②浮力 ③水の抵抗
①重力…質量だけに依存し、重心に作用します。
②浮力…体積だけに依存し、浮心(体積中心)に作用します。
③抵抗力…速さと形状だけに依存し、前面に作用します。
沈んでいく姿勢は①と②の位置関係と③の作用が関係します。 密度が一様であれば①と②の作用点は同じになるので、姿勢には③だけが関与します。
細い糸ほどアタリが出る!?
糸ふけをできるだけ少なくする
◼️比重
ナイロンライン(1.14)
フロロカーボンライン(1.78)
ポリエステルライン(1.38)
PEライン(0.97)
ちなみに水(1.0)海水が(1.03)
元々PEラインは比重が水よりも軽くなっており、糸ふけが出やすい性質を持っています。
そのため糸ふけに対して注意することで、より多くのアタリを取ることができますよ。
タイラバにおいて細い糸がもたらすメリットは、底が取りやすくなる他にも、
風の影響を受けにくく、糸ふけが出にくいなどの特徴があります。
沖の船から落として巻くを繰り返すタイラバでは、糸が風に流され糸ふけが膨大に出ることや船が流されたり釣座が限定されるといったことがよく起きますが、抵抗の少ない細い糸だとそれらの影響が最小限になります。
(反面、糸が細くなるため強度や摩擦抵抗力は弱くなってしまいますが)
糸ふけが少ないとアタリが伝わる
「系電話」でピンと糸を張った方が話が聞こえやすいのと同様に、糸ふけが少ないと何十メートル先で真鯛がネクタイを噛んだ際の反応が伝わりやすくなります。
糸ふけをより少なくタイラバを巻くことで、アタリをより多く感じ取ることができ、
基本的にはあわせる必要のないタイラバですが、日によって変わるヒットレンジやヒットネクタイなどの情報を多く入手することで、より多くの釣果を伸ばすことが可能となるのです。
まとめ
タイラバにおけるPEラインの太さについて理由とともに考察してきました。
狙いのターゲットとなる真鯛の大きさですが、ゴーマルと言われる50センチクラスの真鯛で重さが2キロ程度となっています。各メーカーによって異なるPEラインの強度を見てみても、スペックだけでは0.6号クラスから使用することは可能だということがわかりました。
ただし、外道としてハマチや中にはブリクラスの青物がかかることもあったり、
紀北の激しい潮流のところで真鯛がかかった場合のやり取りもあり、余裕のある耐荷重がある方が安心できると言えるでしょう。
砂地や小石混じりの磯場で1度の釣行で数百回の巻いては落とすを繰り返すこともあるタイラバなので、耐摩擦性能も考慮しておくのが良さそうです。
一方で、細い糸だと、体積(=シルエット)が小さくなり、糸ふけを出さずに沈下することが簡単になることからアタリが取りやすくなる=アタリが増えるメリットがあると言われています。
船によってpeラインが指定されているのはなぜ?
多くの人が右舷左舷両方でネクタイを落として巻く乗合の場合、糸の太さにばらつきがあると隣の人と異なる糸の流れ方をしてしまい、オマツリとなる可能性が高くなると言われています。
そのためオマツリのトラブルを減らすためにpeラインの太さが指定されていることがあります。
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